長年歩行が大変だった股関節痛が改善
症例報告
長年腰痛と股関節痛に悩まされ歩行がうまくできない60代女性。
主訴
◆座骨神経痛、腰痛、歩行困難
15年ぐらい前から股関節の痛みが出て
歩行が困難になり10年前に左股関節の手術をする(人工股関節)
それから股関節周りは少し楽になったものの
未だに歩行時の痛み、夜のうずき、腰の痛みなどが
残って消えないとの訴えがありました。
10年間色々な整体に行ったがあまり改善されなかったとの事で来院されました。
◆検査
骨盤周りや背骨の動き、肩の挙上などの検査をする。
全体的に動きがなく、体液循環が悪いのが見て取れました。(血液、リンパ、脳脊髄液などの流れ)
股関節の周囲に大きな傷が3箇所あった。
左股関節の動きの悪さ
骨盤の後方変位
左半身の筋肉の硬縮などがありました。
◆調整
まずは体液の流れを良くして体の治癒力を増強することから
はじめる必要があると説明して
初め3回ぐらいは筋膜の張りを取り
循環を上げる施術をしました。
体が柔らかくなってきたのを確認してから
傷の治療に入りました。
疲労回復整体のKS治療を主体に
傷の引きつりを取りつつ
さらに反射で起きている問題を除去していく。
週1の来院で
2ヶ月ぐらいしてから歩くのがだんだん楽になってきたとの報告がありました。
傷の引っかかりを見ながら
骨盤の変位を指標に大腿などを緩める施術を更に続けました。
4ヶ月目には夜のうずきもほとんどなくなり
長距離の歩行も問題ないぐらいにりました。
最近は内臓治療やエネルギーのバランスなども見ながら
より深い所を施術しています。
現在も通院中ですが状態はだいぶ安定しています。
この例のように手術後の傷が他の症状を2次的に起こしたり
良くならずに逆に痛みが増す場合があります。
その場合、傷の引っかかりを調整することで状態が良くなるケースが多いです。