ストレスなんて無関係と思ったら大間違い!先入観を捨てて顎関節症脱却♪
食べ物を食べるとき、友達とおしゃべりするとき、口をあけようとするときに思うように大きく開けられなかったり、途中で引っかかりを感じたりしたことはありませんか?少し気になるけど日常生活にそれほど大きな支障はないこともあるので顎関節症だということも気づかずこれが当たり前なんだ、仕方ないものだと思って生活している人も多いようです。
その少しの違和感が体の不調につながるとしたら・・・?
逆にその少しの違和感がなくなるとしたら?
顎関節症とは?
顎関節症はいろいろな原因によって起こる、顎の関節を動かすときの痛みや、口が開かないなどの動きの制限、「カクカク」など音が鳴るなどの症状のことをいいます。
原因は顎周りにだけではなく、体全体からさまざまな要因の積み重ねからなるので、一見普段と変わりない生活で何のきっかけもないのに気がついたらいつのまにか口が開け辛くなってたと感じる方も多いです。
また、悪化して全身症状がでるひともいれば、気づかないひと、そのまま治療をしないで放置していたら自然と治るひと、と経過や症状の重さもそれぞれです。
ほっとくとどうなる?
少し気になるけど支障がでないから「まあ、いいや」とほっといて、悪化してしまったら体にどのような影響が起こるでしょうか。
顎関節症の症状として顎の痛みや違和感、「カクッ」という音が鳴るという顔周りに起こる症状が代表的でこれは認知度も高いです。
更に悪化するとしびれが起こったり、顔周りに留まらず肩や首のこり、頭痛、食欲不振や不眠症、更には内蔵機能の低下など体全体にまで影響が及びます。
このような症状、思い当たりませんか?特に支障がないから大丈夫、気にしてない、勝手に治った!と思って安心していたかもしれませんが、顎関節症によるゆがみのせいで体全体の関係なさそうなところにまで不調が起こっているのかもしれません。
原因
では、一体何が原因で顎関節症になってしまうのでしょうか。主に影響のあるものをあげてみましたので、生活スタイルと照らし合わせながらみてみましょう。
■顎周りの悪いくせ
頬杖をついたり、片側で食べ物を咀嚼するなど片側に負荷のかかるクセ
■外傷
事故などで顎や顔周りに怪我を負ったり強く打った場合
■姿勢のわるさ
同じ向きで足を組む・かばんを持つ・重心を傾けるなどのクセ
■精神的ストレス
職場環境や対人関係などさまざまなストレス
■かみあわせ
片方で咀嚼するクセももちろんですが歯の治療や抜歯などが原因でかみ合わせがずれる事で、もしくは生まれつきの歯の変形により顎の関節にずれが生じて起こる
■病気からくるもの
リウマチ、関節炎などの病気に連動して起こる場合もあります。
見逃しがちな原因
いくつかあげましたが、なかでも見逃しがちな原因はストレスです。
特に顎関節と関係なさそうですし、「私はストレスなんて感じないし、ストレスも溜まらないタイプだから関係ない」と思っていませんか?
自分の体感ではストレスだと感じていなくても、無意識に体にストレスがかかってる事があります。
◎「ストレス」
「ストレス」というと嫌なことがあった、嫌いな人がいるなど感情的・精神的なことを連想しますよね。いやなことがない・嫌いな人がいないという人は当てはまらないじゃん、と重いますが、それだけではなく寒さや暑さなども体へのストレスとなります。
思いあたりませんか?
精神的なストレスがあると歯ぎしりをしたり無意識のうちに歯を食いしばることがあります。これは無意識のうちに脳がストレスを発散させるための行動ともいわれていますが、無意識のうちに食いしばるのは精神的なストレスだけではありません。
寒いとき、自然と体に力が入ってしまいませんか?
集中しているときやPCで仕事をしているとき、我慢をするとき、考え事をするときも同じように無意識のうちに力が入り歯を食いしばっています。
歯を食いしばるこでと、顎関節の回りにある筋肉は疲労して過緊張を起こし関節にズレや歪みが生じ、少しずつ負担がかかって顎関節症へとつながります。
顎関節症チェック
鏡を見ながらチェックしてみましょう。
■ゆっくり口を開けて閉じた時、顎が左右にぶれる
■口を開けるときに「カクッ」や「コリッ」と音が鳴る
■開閉時に痛みを感じる
■食べ物などを噛む時に痛みを感じる
■口が思うように開かない
■思い切り舌を出したときまっすぐじゃない
以上の中に当てはまるものがあれば顎関節症になりかけ、もしくは既になっています。
まとめ
顎関節症は気づきにくく、慢性化しやすいです。更に普段の些細な歪みや精神的、身体的ストレスがきっかけでなりやすく悪化すると体全体にも影響がでるかもしれないというやっかいものです。
自分には関係ない、支障がないから大丈夫と思っていませんでしたか?
あのときなんとかすればよかった!と後悔してからじゃ遅いです。慢性化しない、悪化しないように自分の体としっかり向き合ってなくせる負担からでも減らしていきましょう♪