いくら顔のケアをしても消えないほうれん線の意外な原因と改善策
「フロントはホテルの顔」
相手に与える印象としてとても重要な場所であることを表す比喩にも使われるように、顔はその人自身の印象を大きく左右するチェックポイント。人と話すときには必ず見られる場所であり、写真を撮るとその時の思い出としてずっと残りますよね。

美肌成分だけに囚われないで!
年齢と共に深く刻まれていくほうれい線ですが、主な原因としてヒアルロン酸やコラーゲンの減少によって皮膚の張りがなくなり薄くなってたるんでいくことだとうたわれています。たしかに原因のひとつとして考えられますが、実はそれだけではないことは知ってますか?

コラーゲンは吸収されない?
原因の前に、コラーゲンについて少しお話します。美肌成分として広く知られておりサプリや食べ物も多く流通していますがはたして「食べるだけで吸収されるのか?」意見が分かれている状態です。
コラーゲンはたんぱく質の一種で消化により分解されペプチドや小さなアミノ酸に変わるためコラーゲンとしては吸収されないという意見もあれば、その一方で研究により体内に吸収されて美肌にも効果が発揮されることが証明されているという意見もでています。
まだ不明な点も多くどちらが正しいとは一概には言えませんが、どちらにしても偏った摂取は体によくないです。ビタミンなどの栄養素もそうですが、いろんな栄養をバランスよく摂る事でその効果を発揮するし、一度に吸収できる量も決まっています。たくさん摂ればいいということではないのでバランスの良い食事を心がけましょう。
また、コラーゲンは細胞どうしを結ぶ働きがあり、肌の弾力や関節動きをスムーズに動くように保ち骨を丈夫にしてくれます。吸収されてもその効果は必ずしもあなたの求めている「美肌」として使われるわけではないということを頭に入れておくと「こんなにいっぱい摂っているのに効果がない!」とあせることもなくなるでしょう♪
たるみ・ほうれい線の原因
原因として肌の老化や表情筋の衰えもありますが、だからといって顔ばっかりマッサージやケアをしていませんか?ほうれい線やたるみは皮膚の老化だけが原因ではありません。

◎足を組む等左右に偏った姿勢でいることで引っ張られてる
◎前面の筋膜が縮まって顔の筋膜も引っ張られる
◎精神的肉体的ストレスによる筋肉の緊張
◎循環不良によるむくみ
など、体からの影響で顔のたるみやほうれい線、あるいはゆがみも引き起こります。
実際に施術していく中で顔のゆがみやほうれい線・たるみに悩んで来院した患者さんの多くも体のゆがみを整え疲労を取り除くことで改善しています。
顔周りのケアも大事ですがそこだけやってもなかなか改善されなかったりよくなったと思ってもすぐ戻ってしまうのは、顔周りだけじゃなく体からの影響が大きいからです。
悪化させないためには?
◎日中の乾燥を防ぐ
朝晩はしっかり保湿をしていても日中はどうですか?乾燥は肌の弾力をなくし老化を早める天敵です。特に冬は乾燥しますよね。暖房の風に当たらない、こまめな水分補給、湿度調整で乾燥を防ぎましょう
◎体を温める
体が冷えると循環が悪くなり肌に栄養が行き渡らなかったり筋肉が回復できなくて体が歪みむくみの原因にもなります。お風呂は湯船につかる、寝冷えしないように腹巻をまくなど冷えないようにしましょう
◎姿勢にきをつける
PCやスマホを使うとき猫背になりがちです。猫背は前面の筋肉が縮こまり顔の筋肉を引っ張ってしまうので要注意です。
まとめ
若く見られたい、印象良くみられたいというのは永遠のテーマではないでしょうか。ほうれい線やたるみ・ゆがみが改善され顔に対する悩みがなくなれば自信も持て気持ちもなんだか明るくなりそうですよね。
今回は原因や注意点についてお話していきましたがやはり具体的なケアも知って少しでも早く悩みをなくしたいですよね。次回は原因別のケアをご紹介しようと思いますのでお楽しみに♪
