爪の魅力はネイルアートだけじゃない!5秒でできる簡単健康チェック♪
頭のてっぺんから指の先・・・隅々まで綺麗でいたい女性にとっていまやネイルはファッションとして欠かせないものになりつつありますね。常にネイルをしているから自爪はしばらく見てないな、なんて人もいるのではないでしょうか。 ネイルができること以外何も役割のなさそうなこの「爪」、実はとっても働き者。今回はそんな「爪」の些細な疑問や働きっぷりについてお話していきます。
呼吸している?!
一度は疑問に思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。こんな言葉、聴いたことありませんか?「爪は呼吸しているからマニキュアはよくない」と。答えは「NO」です。
◎爪は何でできているの?
「爪」は、爪の付け根と指の境目あたりにある「爪母(そうぼ)」で作られていて、指の先端の背面にある皮膚が角質化して硬くなったものです。 極端に言えば何日も前に爪母で作られた「既に死んでいる細胞」なので呼吸はしていません。髪の毛と同じで皮膚の付属器官なんですが、髪の毛ってトリートメントやオイルなどで手入れしないと乾燥したり痛んだりしていきますよね? 爪も同じで何もケアをしないと乾燥して弱くなっていきます。
爪のはたらき
◎その壱
「爪」は物を持つ時などに発生する衝撃を受け止めてくれています。 爪のおかげで手足に力をいれたり、歩いたりふんばったりできるといってもいい程とても重要な役割のある器官です。
◎その弐
先ほどあげたように爪は呼吸こそしていませんが、「蒸散作用」という働きをしています。 蒸散作用とはなんでしょうか。爪には12~16%ほど水分が含まれています。この水分は爪床(そうしょう)と呼ばれるネイルプレートと密着している皮膚から送られていますが、その水分を蒸発させる働きです。
健康な爪は薄いピンク色で表面はなめらかでツヤと弾力があります。この状態を保っているのがこの適度に含まれた水分なのですが蒸散する水分が減った爪は乾燥で折れやすくなってしまうのです。
◎その参
爪は体の状態を映し出す、健康のバロメーターとも言われています。 角質が変化し、硬化してできた皮膚の一部である爪は一日に0.08mm~0.12mmほど伸び、手の爪なら6ヶ月前後で生え変わるといわれています。つまりこの6ヶ月前後の体の状態が「爪」につまっているんですね。あなたの爪はどうなっていますか?
健康状態を示すバロメーター
それでは爪が私たちに知らせてくれているサインを確認してみましょう。
■健康な爪
薄いピンク色で表面はなめらかでツヤと弾力があります
■縦じわ
老化現象の一つ。しわやしみと同じで加齢と共に現れます。
■横じわ
体調不良などで爪に栄養が行き渡らなかった等過去に起こった体の不調のサインです。
その他にも、亜鉛不足やストレスが原因のこともあります。
■二枚爪
乾燥や外部からの衝撃によって起こります。
■白い斑点
過労、神経が衰弱しているときに出やすいです。
■反っている・割れやすい
鉄分不足、貧血の可能性があります。
■緑色の部分がある
スカルプなど人工爪をつけている方によく見られます。これは人工爪と自爪の間に水分が染み込み、カビが生えている状態です。最初は緑色なのですが、放っておくと黒く変色します。カビが生えた部分は爪が伸びたときに切り落とせば良いですが、それまでスカルプチュアやジェルネイルは避けた方が良いでしょう。
■半月部分が表れたり、消えたりする
爪の半月部分に変化があるのは体が疲れている証拠です。
■爪が白い
腎機能、肝機能の低下
■爪が赤い
体内に熱がこもっています。高血圧、便秘の方に多いようです。
ちょい足しでさらに良い爪へ
マニキュアやジェルでカラーをすることだけがケアではありません。普段の何気ないケアにちょこっとプラスして清潔感のあるきれいで頑丈な爪を保ちましょう。
◎乾燥対策
肌や手の乾燥はご法度。冬は特に気になってハンドクリームなどで保湿を欠かしませんよねを。爪も同じで非常に敏感な組織なので乾燥や衝撃はご法度です。
そこでちょい足ししてほしいのが塗り方!ハンドクリームを塗るとき、指先まできちんと塗って下さい。「爪」に塗るのではなく周りの皮膚に揉み込むように塗ることで二枚爪や縦じわの予防になります。
◎タイミング
爪が伸びたら誰だって整えますよね。では普段どのタイミングで爪を整えていますか?気になったとき?暇なとき?爪が欠けたとき?
爪を整えるベストタイミングは入浴後です!!
入浴後は温められ、たっぷりお湯に浸かってる為、いつもより少しやわらかくなっています。ですので爪を切るとき割れたり傷つきにくくやすりをかける時も粉が飛び散りにくいです。 お風呂の時間まで待ってられない!と言う方は洗面器などにお湯を張り3分ほどつけてから整えてみてください。
◎整え方
爪切りで整える場合は一度に広い面積を切ろうとすると衝撃で傷ついたり割れたりしてしまうので爪の端から中央に向けて少しずつ何回かに分けて切りましょう。爪きりだけだと角ができ切り口も粗いままなのでやすりで整えるとなお良いです。
やすりを使う場合は、横から見た時に45度になるように爪に当ててください。 削るときは左から右へ、と一方方向に統一して削りましょう。両方から往復で削ると表面が粗く割れやすくなってしまいます。
まとめ
気軽におしゃれや季節感を楽しめるネイルアートは最高!それ以外にも手先の動作や健康状態を確認できたりと、思った以上にはたらきものでびっくりですね! そんなはたらきものの「爪」の為にもたまにはおしゃれもお休みしてすっぴんの自爪と向き合って、心や体の状態を確認してみてはいかがでしょうか♪