辛くてたまらない坐骨神経痛の原因TOP3!?
特別、いつもと違うことをしたわけでもないのに急に起こる痛みやしびれ!もしかして何か重たい病気にかかった!?
普段と変わらない生活をしているのに急に痛みやしびれが起こるとびっくりしますよね。長時間歩くのがしんどくなったり、立ってるのもやっとだったり・・・できればそんな辛い状況にはなりたくないものです。
そんな中でも坐骨神経痛は誰にでも起こりえる身近なものといえます。
坐骨神経痛の正体って一体なんなんでしょう?!
坐骨神経痛とは?
腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がいろいろな原因によって圧迫されたり、刺激されることによって起こるしびれや痛みなどの症状のことです。
多くの場合腰の痛みから始まり、お尻、足にかけて痛みやしびれがでてきてひどくなると麻痺や歩けなくなることもあります。
坐骨神経
そもそも坐骨神経って一体どんな役割があってどこにあるのか知っていますか?
坐骨っていうからなんとなくお尻らへんかな?なんてふわっとしたイメージしか浮かばないですよね。
◎通り道
坐骨神経は脊柱からでたいくつもの神経がまとまって、骨盤の間から梨状筋の前面を通って骨盤の外へ出て太ももの後ろへ下りいくつかの筋肉へと枝分かれしながらひざの裏でさらに2つに分かれ足先まで通っています。
この坐骨神経、足の筋肉を支配している神経のほとんどが集まって通っている神経なので圧迫されたり刺激を受けると支配筋に影響が及び腰やお尻、足先など下腿の広い範囲に渡って痛みやしびれなどの症状がでてくるのです。
◎大きさ
では神経と聞いてどのくらいの太さを想像しますか?
シャーペンの芯くらい?
それとも毛糸くらいの太さですか?
実は坐骨神経はだいたい親指くらいの太さがあります。思ってたより太くないですか?
親指くらいの太さの神経が骨盤や筋肉の間を複雑にそれこそ縫うように通っていますので、周りの変化や歪みに影響を受け、圧迫や刺激を受けやすいんですね。
これが原因かも?TOP3
坐骨神経痛にはさまざまな原因が考えられますが、なかでも特に原因となることが多い場所TOP3があります。
それは梨状筋・仙骨・腰椎今回はこのTOP3によってなぜ坐骨神経痛がおこるのかお話していきます。
◎梨状筋
梨状筋は大腿骨の大転子から仙骨の内側についていて股関節を外に捻るような動きをする筋肉です。お尻周りのほとんどの筋肉は日常生活である程度使っていますがこの梨状筋だけは(特に女性は)働きにくくなっています。使われていない筋肉は除々に硬く収縮していきますのでこの梨状筋の前面を通る坐骨神経が硬くなった梨状筋によって圧迫され坐骨神経痛がおこります。
また、運動不足とは逆に運度により過度に負担をかけすぎた場合にも筋肉は硬くなります。サッカーや陸上などをしている方は梨状筋がきっかけで坐骨神経痛になるかたも多いです。
◎仙骨
■足を組んで座る
■決まった向きでかばんを持つ
■足をクロスして立つ
このように左右のどちらかに重心がかかったような姿勢をすることで歪んでしまいます。
また、仙骨の周りにある筋肉が運動のしすぎや運動不足などで硬くなったり伸縮するとその筋肉に引っ張られて歪む場合もあります。
坐骨神経は仙骨の近くを通っているので、仙骨が歪むことで圧迫され坐骨神経痛へとつながるんです。
◎腰椎
というのも、神経は24この積み重なった脊椎の間を通り手や足へ伸びているので脊椎が歪むことで神経を傷つけたり圧迫してしまうことになります。
その脊椎のなかでも第4腰椎と第5腰椎はどの姿勢でいるときも一番負荷がかかりやすく椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症なども発症しやすい場所になります。
また足につながる神経は腰椎から飛び出ているため、特に負担がかかりやすく、ゆがみやすい第4・第5腰椎の変位がきっかけで坐骨神経痛が起こります。
まとめ
突然起こったように感じるからだの不調。特別なにか変わったことをしたわけでなければ、実はほとんどが日々の偏った負担の積み重ねが原因です。
バランスの良い食事はしてますか?質の良い睡眠はとれていますか?変な姿勢でいませんか?もう一度いつもの生活を見直して体が悲鳴を上げる前に予防しましょう。